リベルサスの効果は?医療ダイエット

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【GLP-1経口薬】リベルサスについてご紹介します

最近、メディアなどで耳にする機会が増えてきた「GLP-1受容体作動薬」。もともとは2型糖尿病の治療薬として使用されているものですが、「食欲が自然と抑えられる」という作用から、ダイエット目的で注目されるようになってきました。その中でも、注射ではなく“飲み薬タイプ”として登場したのが【リベルサス】です。今回は、当院でも取り扱いのあるリベルサスについて、特徴や注意点をわかりやすくご紹介します。

 リベルサスとは

リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の一つで、これまで注射剤が主流だったGLP-1系薬剤の中で初めての経口タイプです。もともとは2型糖尿病の治療薬として使用されており、血糖値をゆるやかにコントロールする働きがあります。GLP-1はもともと私たちの体内に存在するホルモンで、以下のような作用を持っています。

  • 胃の動きをゆるやかにする(=満腹感が持続しやすくなる)
  • 食欲を抑える
  • インスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる

これらの働きによって、「自然と食事量が減る」「間食をしたくなくなる」といった効果が期待されます。

注射タイプとの違いは?

GLP-1製剤の多くは皮下注射で投与しますが、リベルサスは1日1回、朝食前の空腹時に服用する錠剤タイプです。

■注射と比べたメリット

  • 針を使わないため痛みや抵抗感が少ない
  • 自宅で簡単に服用できる

※注意点

「空腹状態」で服用し、服薬後30分間は飲食・他の薬の服用を控える必要があります(飲水量の制限もあります)

服薬タイミングを守ることが、効果を発揮するうえで非常に重要です。

ダイエット目的で使用してもいいの?

リベルサスは本来、糖尿病治療薬として承認された医薬品ですが、医師の管理下で自費診療として適切に使用される場合には、ダイエット目的での処方も行われています。臨床研究などでは、食欲の抑制や体重減少効果が確認されており、肥満や過体重の方が健康的に体重を減らすサポートとして活用されています。ただし、あくまでも医薬品ですので、「なんとなく痩せたい」「ちょっと食べすぎたから」といった安易な目的での使用はおすすめできません。また、空腹でない場合にも間食を摂る習慣がある方には向いていない場合があります。空腹でない場合は食べない、といった場合に効果を発揮いたします。

よくある副作用は?

比較的多い副作用としては、以下のようなものがあります。

  • 吐き気
  • 胃の不快感
  • 食欲低下

多くの場合、使い始めに見られ、時間の経過とともに軽減していく傾向があります。

気になる症状がある場合は、無理をせず医師にご相談ください。

■どんな方におすすめ?

リベルサスは以下のような方に向いています

  • 注射タイプに抵抗がある方
  • 食事のコントロールがうまくいかない方
  • 医師の指導のもとで無理のないダイエットを希望する方

ただし、すべての方に適しているわけではありません。心臓・腎臓・膵臓などに疾患がある方、妊娠中・授乳中の方は使用できない場合がありますので、診察時にしっかりと医師とご相談ください。

治療の流れ

  • 医師によるカウンセリング・診察
     治療の効果や副作用、注意点について詳しくご説明いたします。
  • 初回スタート(経口摂取)
     空腹時に約120mlの水で服用してください。
  • 定期フォロー・経過確認
     必要に応じて体重や食欲の変化を確認しながら、効果を評価します。

料金や通院頻度について

自由診療(保険適用外)となります。
料金の目安は以下の通りです(※すべて税込/変更の可能性があります):
  3mg/月:¥11,000
  7mg/月:¥24,000
14mg/月:¥38,000

※その他費用については直接お問い合わせください。

リベルサスにご興味のある方は、まずはお気軽にご相談ください。

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